ここに出てくる haber という動詞ですが、完了時制で助動詞として過去分詞と共に使われる他に、単人称文の中で三人称単数形で(直接法現在形の時は hay )ある、いる、存在する、起こる、行われるなどの存在・生起の意味を表します。
例)Hay una fiesta mañana.(明日パーティーがある。)
単人称文とは動詞が必ず三人称で用いられ文の主語を表現できない構文の事です。天候を表す動詞(llover(雨が降る)、nevar(雪が降る)など)と存在の意味を表す haber は単人称動詞と呼ばれ単人称文に使用されるのを基本とする動詞です。
haber の後に置かれる直接目的語で示される人間、事物、現象の存在を表しますが、存在物が複数形でも haber は三人称単数形で使われます。
例)Hay muchos libros en la biblioteca. (図書館にはたくさんの本がある。)
¿Cuántos kiwis hay en la cesta? ---Hay cinco.(カゴにはいくつのキウイがありますか?---5個です。)
では練習してみましょう。